クコの実とは

「長寿の秘薬」「幸福の果実」と呼ばれた薬膳の女王

「枸杞」クコ(学名:Lycium chinense,英名Chinese Wolfberry)は、中国原産の ナス科の落葉低木です。クコは果実、葉、根皮とも古くから漢方薬や民間薬として 利用されてきた。中国では紀元前200年にクコに関する記載があり、中国医学に おいては「滋陰」(“陰”を養う)類の生薬としてもっとも多く利用されている素材の つややかな赤い色が印象的で、主に食用や薬用に利用されます。
中国最古の詩集「詩経」と最初の本草学の本「神農本草経」に記載されており、 中国では三、四千年前から利用されてきました。
この中国最古の本草書「神農本草経」には上品として記載されており、日々の健康に 服用し、長期服用しても害が無いとして知られています。日本には平安時代に伝わり、全国各地に自生する生命力の強い植物です。

『スーパーフードの女王』クコの実=ゴジベリーGOJIBERRY

近年、欧米ではクコの実のパワーが注目され、世界的セレブや署名人が愛食することから注目されました。日本スーパーフード協会では積極的に摂り入れてほしいプライマリースーパーフードTOP10に唯一アジア食材として名を連ねています。「SUPER FOODs」の著者であるディヴィッドウォルフ氏も同書の中で『クコの実はアダプトゲンです。アダプトゲンとは薬草の世界で、人体に複合的な治癒効果を与える物質を説明する言葉です。<クコの実は地球上でもっとも栄養価の高い木の実でしょう。美味しくて、ほぼあらゆる体型、血液型や代謝と調和します。>』と表しています。「漢方・薬膳」クコの実は今、歴史を重ね、時代を超え、世界の人々に幸福をもたらす「スーパーフード」果実としてその名を響かせています。

マンモス果実と言わしめた多用な栄養の宝庫

2003年に八仙が有機クコの実の開発研究を始めていたころ、この時点で日本ではまだクコの実は杏仁豆腐のオマケでした。漢方や薬膳の世界では利用されていたかもしれませんが、一般的に日本人はクコの実の使い方やましてどんな効能をもたらすかすら知る人は少なかったでしょう。初めて日本で栄養成分検査に出した時、検査機関から「これは今までに見たことがないマンモス果実です」と言われました。特に抗酸化力が注目されているカロテノイドである『ゼアキサンチン』は驚異的に高く、その当時はまだ日本では成分検出できない栄養もありました。今でもその検査機関では「ゼアキサンチン」の代表食品として「クコの実」を表記しています。ビタミン、ミネラル、アミノ酸18種、不飽和脂肪酸、カロテノイドなど一つの果実で多用の栄養を含みます。日本でもクコの実はありますが、中国の産地のクコの実とは種類が違います。また育った環境で植物は大きく異なります。クコの実は産地や種類など様々ですが、共通して言えるのは過酷な環境であるほど栄養が素晴らしいと言うことではないでしょうか。

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